こんにちは!
Nuudsスタイリスト濱田です!
前回の「白髪のメカニズム前編」の続きです。
今回は白髪が生えてくる根本的な原因について考えてみましょう。
まず、主な原因としては次の5つがあげられます。
■加齢による白髪
年齢と共に色素細胞(メラノサイト)の働きが衰えて、
メラニンの生産量が低下し、やがて色素細胞そのものが消滅。
一般的には40歳前後から白髪が出始めます。
■遺伝的要素の白髪
いわゆる若白髪ってやつです。遺伝的な要素が原因と言われていますが、
はっきりと解明されていない部分が多い分野です。
■病気による白髪
胃腸疾患、甲状腺異常、貧血症などにより、白髪が増える症例があります。
また白班(原因不明の後天性の脱色素斑)ができるとその部分は白髪になることがあるようです。
■栄養不足による白髪
現在の栄養事情では、まずあり得無いとは思いますが、
ビタミン、ミネラル、タンパク質の不足によって白髪になることもあります。
■ストレスによる白髪
ストレスは体を緊張状態にし、毛細血管の血流を悪くします。
そのため毛母細胞に充分な栄養が供給されず、毛母細胞の働きを弱めてしまいます。
「苦労してるから白髪が多い。」というのも、あり得無くはない話です。
前編の疑問に戻りますが、
「白髪は抜くと増えるのか?」というと、
そこからまた白髪が生えるだけで、
髪の毛を抜くという行為に対してストレスを感じていなければ
増えることはありません。
また、白髪が生える際は、
根元から色素がなくなるので、
「一晩で全部白髪になる」ということも
科学的にはありえません!!
余談ですが、投獄されたマリー・アントワネットや
足尾銅山鉱毒事件の運動で有名な田中正造が一晩で髪が真っ白になったというのも、
話に尾ひれがついて伝わったものと思われます。
ちなみに私も昔、「あしたのジョー」というアニメで
主人公・矢吹丈の髪が、リング上で真っ白になったのを見たときには
かなりヒートアップしたのを覚えています!!
今後も日常のちょっと気になる髪のことや
美容のことについて載せていきたいと思いますので、
よろしくお願いします☆
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